 
アメリカ最古の量産スポーツカー、コルベットが誕生したのは今からちょうど50年前のこと。もっと正確に言うとミシガン州の
フリント工場から量産型の第1号車がラインオフしたのは1953年の6月30日でした。という訳で今年の6月最終週にはその誕生50周年
を祝うビッグスケールのアニバーサリー・イベントが本国にて行われました。
 
先ずは全米各地を出発したコルベット・キャラバンがケンタッキー州のボーリンググリーンを目指しました。勿論今更説明するまでもないでしょうが、当地には81年よりコルベット専用のGMア
ッセンブリー・プラントがあり、また94年秋にはナショナル・コルベット・ミュージアム(NCM)も建設されて、コルベットにと
ってのホームタウンみたいな場所だからです。そしてこの町から一番近い都会ということでお隣テネシー州ナッシュビルにある
スタジアムが会場となり週末の2日間で約1万5千台のコルベットと5万人以上のコルベットファンが集まるコルベット満50歳の誕生祭
が開催されたのです。

その内容はGM及びNCM所蔵のビンテージモデルやコンセプトカーの展示に始まり、NCRSやNCCCから出展された垂涎もののアワード
ウィナー達によるカーショウ、歴代名エンジンのディスプレイ、GMのエンジニアやデザイナーによる講演会、レストアセミナー、
レーシングスクールなど実に盛り沢山でした。勿論数々のブースが出展し、50周年の記念グッズは欲しいものだらけだし何しろこ
の2日間に全米中からコルベットが押し寄せている訳だから、コロシアム内のみならずナッシュビルのダウンタウンは右を向いても
左を向いてもコルベットだらけ。カントリーミュージックの都である、この古い街角が、こんな風にコルベットに占拠されるな
んて後にも先にもこの週末だけのことでしょう。まさにコルベットファンにとってはこたえられないシーンの連続です。そして金
曜の夕刻には各モデルイヤーの50台がダウンタウンをパレードし、土曜の夜にはあのZZトップのライブでその幕を閉じたのです。
 
その模様をここにほんの僅かではありますが僕が撮影した写真で紹介してみようと思います。皆さんにお伝えしたいことはたく
さんありますけど、何よりコルベットという車がアメリカ人にとって特別な車、ドリームカーなんだ、ということが少しでも感じ
取っていただけたなら、幸いに思います。(吉岡 和)
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